つかる

　意図的に気分を落とすことが、たまにある。他の人から見れば「病んでる」状態と言うのだろうけど、そういう状態に敢えて自分を持っていくことがある。今まさにそんな状態。この「病んでいる」状態に持っていくには、急激に気分が沈むのではなく、ぬぷぬぷと自分の身体を泥沼に浸からせていくように、ゆっくりと静かに気分を落としていく。そうすると日常生活にそこまでの支障をきたさない。今の私の状態はおへその少し上くらいまで浸かっている状態。頭のてっぺんまで浸かることはほとんどないけど、そうなったら動けなくなる。随分前はそんなこともあった。

　なぜこのような行為をするのか自分でもよくわからない。ただ、日々仕事に追われ、人間関係に疲れ、楽しみも特に感じず生きている自分にとって、こうした現実と均衡をとるためにしているような気がする・・・。そう最近感じ始めた。ポジティブが推奨される世の中だけど、こういう生き方もアリだって思えれば、なんとか生きていけると私は思う。