なし

赴くままに書いています。

うつろい

 

 本を読んだり、音楽を聴いて、その時はなんだかしっくりこない、面白くない、琴線に触れなくて味気ないものに出会うことが結構ある。

 いつしか年を経ると、そういったものにまた触れてみたくなって、実際に触れてみると、どうしてあの時引っかからなかったものが、今になってこんなにも素敵に思えるのか・・・。そういう出会いが多い。

 若いころは色鮮やかなカラフルな色を好んでいた私ですが、ここ最近は黒や紫といった艶やかな色を好む傾向にある。自分の価値観が変わったと言えばそれまでだが、大人になったというか、その分失ったものも多いような気がする。

 そういう時に大人になったな~と感じるし、歳を取ったなと感じるし、少しずつ自分の中の何かが失われているんだろうなとも感じる。良くも悪くもね。